JAバンク(農協)でお金を借りるための審査条件や方法は?徹底比較したおすすめローン8選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Jaでお金を借りるのアイキャッチ

JAでお金を借りるローンは消費者金融と比較して金利が安く、種類も豊富です。

JAは農業協同組合の略で、JAバンクは農業を営む人に対してサービスを提供しているため、自分でも利用できるか不安に思う人も。

JAバンクは地域の人にも開かれた協同組合で、組合員になればサービスを利用できます。

この記事では、JAでお金を借りる条件や方法、おすすめローン8選を紹介。

最後まで読めば、申込前に以下の内容が分かります。

  • JAでお金を借りる条件
  • JAでお金を借りるメリット・デメリット
  • JAでの借り入れの手順

Aでお金を借りるか迷っている人は、借り入れの条件やメリット・デメリットを確認した上で、借り入れを申し込むか判断してください。

Contents

JA(農協)でお金を借りるための必須条件を3つ解説

JA(農協)でお金を借りるための必須条件は以下の3つです。

  • 営業エリアで出資金を払って組合員になる必要がある※農業従事者以外
  • 利用したローンの年齢制限をクリアしなければならない
  • 収入は200万円以上になっているのが望ましい

農業従事者以外がJAでお金を借りるには、該当するエリアで出資金を払い準組合員になる必要があります。

準組合員になった上で、借り入れをしたいローンの年齢制限や200万円前後の収入制限をクリアしなくてはなりません。

すべての条件をクリアしてから、JAのローンに申し込んでください。

出資金を払って営業エリア内の組合員になった人のみが融資できる

農家以外の人がJAでお金を借りるときには、准組合員にならなければいけません。

准組合員は1,000円~5,000円程度のお金を払えば、誰でも農協に加入できる制度です。

JAは、管轄地域で農業している人をサポートする協同組合です。

JAのサービスは誰でも利用できるわけではなく、組合員として組織に参加する必要があります。

組合員の種別 特徴
正組合員 農業の仕事をしている人、もしくは組織
准組合員 農業以外の仕事をしており、JAに出資金を支払った人

JAでお金を借りるためには、上記いずれかの組合員として登録する必要があります。

農業を営んでいる人は、無条件でJAに正組合員として加入可能です。

農業以外の仕事をしている人は、出資金を支払って准組合員になるところから始めましょう。

出資金の金額は利用先のJAバンクによって異なるので、分からないときは問い合わせましょう。

居住区域にあるJAの営業エリアに住んでいる人のみ、組合員としてローンを利用可能です。

組合に加入すればJAバンクでお金を借りられるのはもちろん、長期間の利用による審査の優遇や金利の特典が受けられます。

各ローンの年齢制限をクリアしておこう

JAのローン審査に通るには、年齢制限をクリアしなければなりません。

JAバンクでは18~75歳の年齢制限を設けていますが、ローンによっては対象年齢が異なるため、条件を満たしていルローンに申し込みましょう。

JAバンクで利用できるローンの年齢制限は、以下の一覧の通りです。

ローンの種類 年齢制限
マイカーローン 18~75歳
フリーローン 20~75歳
多目的ローン 18~75歳
住宅ローン 18~66歳
教育ローン 18~65歳
カードローン 20~75歳
高齢者向けローン 60~75歳
リフォームローン 18~75歳

住宅ローンや教育ローンのように借入額が高くなりやすい商品は、年齢制限が厳しくなる傾向にあります。

自分が該当年齢にあたらないときは、フリーローンや多目的ローンも検討してください。

金利は5.0%程度高くなりますが、借りたお金は自由な目的に使えます。

収入は前年度で200万円以上に達している必要がある

JAのローンは収入が安定している人を融資の対象としています。

200万円以上の年収がなければ借り入れを断られるローンもあるため、収入に関する審査の基準は高い傾向です。

JAバンクのマイカーローンや教育ローンでは、申し込み条件として前年税込年収200万円以上が求められるケースもあります。

参考:借りる│JAバンク

融資条件はローンの種類や取り扱い店舗でも異なり、一部商品は専業主婦やフリーターでも借入可能です。

例えばJAあいらが提供するフリーローンモアは、年収額に関する条件を設けていません。

世帯単位で安定継続収入があれば借り入れ可能ですが、専業主婦やフリーターが借りられるのは30万円までです。

専業主婦やフリーターが高額な借り入れをしたいときは、収入を得ている本人にローンを組んでもらわなければいけません。

本人が収入を得ていれば、最大500万円まで借り入れできます。

JAのローンを利用する際は、年収額に関する条件が定められていないか商品概要を確認しましょう。

自分の年収で借りられないときは、借りられる商品を選ぶか、年収の条件を満たしている家族に相談してローンを組んでもらう必要があります。

JA(農協)でお金を借りるおすすめローン商品8選を紹介

JA(農協)でお金を借りるのにおすすめのローン商品は、以下の8種類です。

ローンの種類 金利 借り入れ限度額 申し込み年齢 用途の制限
マイカーローン 固定2.80~4.00%
変動1.85~3.05%
1,000万円以内 18~75歳 ・車やバイクの購入や修理、車検費用
・カー用品の費用
・運転免許取得費用
・車庫の建設費用(100万円まで)
フリーローン 固定8.30〜10.70%(条件該当者は7.60〜10.00%)
変動7.25〜9.65%(条件該当者は6.55〜8.95%)
※JAしまね
10~500万円 20~75歳 なし
多目的ローン 2.65~3.65%
※JA東京スマイル
10~1,000万円 18~75歳 なし
住宅ローン 変動0.65%
固定0.8~1%
※JA東京中央
10万~1億円 18~66歳 住宅の新築・購入・増改築・借り換え
教育ローン 通常型15年以内は固定2.375~3.375%
カード型変動3.00~3.85%
※JA香川
通常型10~1,000万円
カード型10~700万円
18~65歳
※借り入れは保護者または本人が審査
教育に関する資金や教育ローンの借り換え
カードローン 変動1.80~2.80%
変動4.50~12.0%
※JA東京中央
10~500万円 20~70歳 なし
高齢者向けローン 固定3.90%
※JAバンク高地
10~100万円 60~75歳まで 生活に関する資金の調達
リフォームローン 15年以内固定5.640%~
変動4.275%~
10~1,500万円 18~75歳 住宅の増改築や改装、補修
住宅設備の資金
住宅ローンの借り換え

※金利や融資条件は利用先のJAバンクによって異なるケースあり

借りたお金の用途が限られている以下のローンは、低金利で高額の借り入れが可能な傾向です。

  • マイカーローン
  • 住宅ローン
  • リフォームローン
  • 教育ローン

借入目的に応じて1,000万円~1億円の高額借り入れができます。

フリーローンや多目的ローンは金利がやや高い代わりに、借り入れの条件がゆるやかなローンです。

連帯保証人や担保は求められず、お金の使い道も自由で使途の証明も必要ありません。

営業支店によっては高齢者向けに、100万円まで貸し付けているローンもあります。

用途が生活資金に限られますが、60~75歳まで借り入れができ、金利も3.90%と低いのが特徴です。

JAバンクで取り扱っているローンの種類や金利は、支店によって異なるケースもあります。

利用先の支店が提供する商品を確認し、借入目的に対応できるローンに申し込みましょう。

マイカーローンは18歳からお金を低金利で借りられる人気商品

項目 内容
金利(年) 固定2.80~4.00%
変動1.85~3.05%
※JA東京中央の場合
借り入れ限度額 1,000万円以内
申し込み年齢 18~75歳
用途の制限 ・車やバイクの購入や修理、車検費用
・カー用品の費用
・運転免許取得費用
・車庫の建設費用(100万円まで)

18歳から年1.85~4.00%の低金利でお金を借りられるのが、JAのマイカーローンです。

100万円の車を購入して10年で返済すると、金利年4.0%でも利息は214,900円程度で済みます。

年8.0%のディーラーローンと比較して、24万円程度利息の節約が可能です

ローンの種類 利息
JAのマイカーローン 214,900円程度
ディーラーローン 455,900円程度

高齢者の人もお金を借りやすいローンで、申込時に75歳未満で最終支払いが80歳未満ならお金を借りられます。

ただし前年度年収の条件は200万円以上、勤続年数は1年以上なければいけません。

条件を満たしていないけれどどうしてもお金が必要なときは、以下の対策をしましょう。

  • 年収に制限のないローンで代用する
  • 勤続年数が1年以上になるのを待って申し込む

消費者金融や銀行カードローンは年収の制限がないものの、金利が15.0~18.0%前後で高くなりがちです。

返済時の負担が増えるため、できるだけ低金利で借りたいなら副業やバイトで一時的にでも収入を上げましょう。

勤続年数は同じ職場で1年以上働いていれば、職種や雇用形態を問いません。

複数の職場を転々とするのではなく、1つの職場で最低1年以上勤務を続けてください。

JAのマイカーローンは、車やバイクに関する支払いや運転免許の取得費用、車庫建設費用など幅広い用途で使えます。

融資の期間は半年~10年以内で、借りられるお金の最大金額は1,000万円以内。

担保は一切必要ないうえにJAが所定の保証機関を用意するので、保証人を依頼できる人がいなくてもお金を借りやすいです。

JAマイカーローンは、18歳~20代前半の若い人や、 60歳を過ぎた高齢の人が、1人で車に関する借り入れをするのに向いています。

※JA東京中央の場合

フリーローンは用途が自由で書類の用意も必要ない

項目 内容
金利 7.30~9.70%
借り入れ限度額 10~500万円
申し込み年齢 20~75歳
用途の制限 なし

Aのフリーローンは使い道を問わず、資金使途の証明も原則不要なローンです。

フリーローンによっては、資金使途を証明する契約書や見積書の提出を求められます。

JAのフリーローンなら書類を用意する手間なく借り入れ可能で、保証人や担保も必要ありません。

借りたお金は事業資金への使用も可能なため、個人事業主にも向いています。

金利は固定金利を選ぶと8.30%〜10.70%、変動金利なら7.25%〜9.65%です。

最初から再度まで同じ金利で返済計画を立てたい人は、固定金利が向いています。

変動金利の方が低金利のケースが多いため、金利を重視するなら都度金利が見直される変動金利を選びましょう。

JAのフリーローンは、以下の条件を満たすと金利の引き下げを受けられます。

1つ該当で0.7% 2つ該当で0.7%
・JAの正組合員
・JAで給与振込指定者(年金生活者は年金)
・JAの住宅ローンまたはリフォームローンを契約者
・JAで住宅関連以外のいずれかのローンを契約(いくつでもカウント可)
・JAネットバンク契約者
・子育て応援であるCoccloの対象者

引き下げ後の金利は固定6.55%〜8.95%、変動7.60%〜10.00%です。

20万円借りたとすれば、2つ該当すると1年で1,600円程度利息を節約できます。

金利 利息
9.56% 10,500円程度
8.16% 8,900円程度

年齢制限は20~75歳で、18歳と19歳の人や融資の対象外です。

返済期間が半年~10年のため、期限内に返済できるよう返済計画を立てましょう。

申込条件に年収の制限がないため、年収が200万円を切っていても少額なら借りられる可能性があります。

借りられる金額の目安は、多くても年収の3分の1以内です。

20歳以上の人で金利を抑え、幅広い目的に使えるお金を借りたい人はフリーローンを選びましょう。

多目的ローンは9大疾病にかかるとローン残高が0円に

項目 内容
金利 2.65~3.65%
※JA東京スマイル
借り入れ限度額 10~1,000万円
申し込み年齢 18~75歳
用途の制限 なし

JAの多目的ローンは年0.32%の金利を追加すれば、9大疾病に備えるプランに加入できるローンです。

9大疾病補償保険付きのプランを適用すると、以下の病気にかかったときに、ローン残高が0円になります。

対応 病名
診断で0円 ・がん
・急性心筋梗塞
・脳卒中
働けない状態が365日続くと0円 ・高血圧症
・糖尿病
・肝硬変
・慢性腎不全
・ウイルス肝炎
・慢性膵炎

フリーローンやカードローンにはないプランで、万が一の事態に備えられるため、長期返済を計画している人にぴったり。

18~75歳と、幅広い年代の人への融資に対応しているのも特徴です。

借り入れ可能な金額はフリーローンより高い最高1,000万円で、生活に必要な資金に使えます。

ただし以下の書類によって資金使途を証明できなければいけません。

  • 見積書
  • 注文書
  • 契約書
  • 領収書

1万円単位で借り入れができるため、少額を借りたい人にも向いているローンです。

万が一に備えて保証を付けたい人は、多目的ローンを選びましょう。

住宅ローンは最大1億円と借り入れ限度額が高い

項目 内容
金利 変動0.65%~
固定0.8%~
借り入れ限度額 10万~1億円
申し込み年齢 18~66歳
用途の制限 住宅の新築・購入・増改築・借り換え

JAの住宅ローンは、借り入れ金額が10万~1億円と非常に幅広いのが特徴です。

申し込み対象も18~66歳と幅広く、様々な年齢層の人がお金を借りられます。

JA住宅ローンの利用条件は以下の通りです。

  • 借入時年齢が18歳以上66歳未満
  • 最終償還時年齢が80歳未満
  • 前年度年収が200万円以上
  • 勤続年収が3年以上

18歳から申込可能でも、年収200万円以上と勤続年数3年以上を満たしていなければ申し込みの対象外です。

融資の期間は3~40年で、80歳未満の時点で完済しておかなければなりません。

例えば、返済に20年かかる住宅ローンを契約するとします。

80歳未満で返済を終わらせなければならないので、79歳までに支払いが終わる契約になります。

79歳までに20年のローンを組む場合、申し込みは最大で59歳まで。

40年かけて返済するローンを組むなら、39歳までに契約を済ませなければなりません。

66歳まで申し込みできるローンですが、高齢で申し込むほど返済期間は短く、契約できる金額も少額になります。

高額な契約や、長期的に返済したい人はできるだけ若いうちに申し込みを済ませましょう。

金利は固定・変動・固定変動選択型のどれかから選べますが、いずれも1.0%以上にならず、利息の負担を抑えて借りられるローンです。

新築の家を建てるのはもちろん、住宅の購入や増改築、他社からのローン借り換えにも利用できます。

いざというときに備えて5種類の団体信用生命共済や団体信用生命保険が用意されていて、必要に応じて加入可能です。

安い金利で住宅ローンを契約したい人や、病気に備えつつローンを組みたい人は、JA住宅ローンを利用しましょう。

教育ローンは2タイプを用途に合わせチョイスできる

項目 内容
ローンの種類 一般型(JA東京中央) カード型(JA香川)
金利 15年以内は固定2.375~3.375%
変動1.80~2.80%
変動3.00~3.85%
借り入れ限度額 10~1,000万円 10~700万円
申し込み年齢 18~65歳以上
※借り入れは保護者または本人が審査
用途の制限 教育に関する資金や教育ローンの借り換え

JAの教育ローンは一括でお金を借りる一般型と、ATMなどで都度お金を借りられるカード型の2種類を選べるローンです。

一般型とカード型が両方ある支店もあれば、一般型のみしか選べないところもあるため、申込前に利用先のJAの商品ラインナップを確認しましょう。

一般型はネットでの申し込みにも対応していて、借り入れ金額が10~1,000万と幅広いのが特徴。

金利はカード型より低く、15年以内なら固定金利で2.375~3.375%、変動金利は1.80~2.80%です。

カード型は金利が変動のみで3.00~3.85%とやや高めですが、お金を利用範囲内で都度借りられます。

借り入れ範囲は10~700万で一般型より少額ですが、足りないときだけATMで気軽にお金を借りられるのは大きなメリットです。

借り入れ可能な年齢は、18~65歳以上と幅広いため、バイトをしていれば学生本人でも申し込めます。

一部の教育ローンは年収200万円を条件としているため、学生本人が借りるならアルバイトで200万円以上の収入を得ていなければなりません。

年収200万円を稼ぐには月収が約16万円必要で、一般的な社会人に近い働き方をする必要があります。

毎日の講義を受けながら年収200万円稼ぐのは現実的でなく、学生本人が契約するのは難しい傾向です。

安定した収入がない学生は、年収の高い保護者に申し込んでもらう必要があります。

JAの学生ローンは金利を抑えて教育ローンを組みたい人や、10万円から気軽に教育資金を借りたい人におすすめです。

カードローンは気軽に借り入れできて金利も最大12.0%と低い

項目 内容
金利 変動4.50~12.0%
※JA東京中央の場合
借り入れ限度額 10~500万円
※JA東京中央の場合
申し込み年齢 20~70歳
用途の制限 なし

JAのカードローンは、一度契約すればセブン銀行やローソン、ファミリーマートなどのATMなどから簡単な手続きで借り入れできます。

一般的なカードローンの平均金利は15.0~18.0%なので、金利が4.50~12.0%のJAのカードローンは低金利です。

20万円借りて2年で返済したとすれば、13,000円程度利息が少なくて済みます。

借入先 利息
JAのカードローン(年12.0%) 26,000円程度
一般的なカードローン(年18.0%) 39,600円程度

借入条件は、年齢が20歳~70歳未満で継続した収入がある人です。

安定収入があれば年収200万円以下でも借り入れできるかもしれませんが、既にJAでカードローン取引を行っている人は新規契約できません。

担保や保証人は一切必要ないため、誰にも知られずお金を借りたいときにも便利です。

用途の制限はなく、ショッピングや生活費の補填など幅広い目的にお金を活用できます。

借り入れの限度額は10万円から500万円ですが、営業支部によって限度額が異なる可能性も。
※JA東京中央の場合

JAのカードローンは、金利を抑えて周りにバレずに10万円以上のお金を借りたい人にぴったりです。

高齢者向けローンは年金を受給していても借り入れができる商品

項目 内容
借り入れ限度額 10~100万円
申し込み年齢 60~75歳まで
用途の制限 生活に関する資金の調達

高齢者向けローンは、年金を受給している60歳から75歳までの人が、生活に困ってお金を借りたいときに活用できます。

他のローンでは年金以外に安定収入を求められますが、高齢者向けローンならJAに公的年金の口座を開設していれば借り入れ可能です。

借り入れ可能な金額は10~100万円と上限が低めで、年金収入のみでも無理なく借り入れできます。

融資期間は半年から10年以内で、80歳になるまでにお金を完済しなければいけません。

借り入れには本人確認書類や収入証明書、お金の使途を証明する書類も必要なので、事前に用意してください。

金利は固定で3.90%、かつ担保や保証人も一切必要ないため、親族に頼らずお金を借りられるのがメリットです。

老後の生活に困っており、お金を一時的に借りたい高齢者は、高齢者向けローンを活用しましょう。

リフォームローンはネット申し込みができ限度額も高い

項目 内容
金利 15年以内固定5.640%~
変動4.275%~
借り入れ限度額 18~75歳
用途の制限 住宅の増改築や改装、補修
住宅設備の資金
住宅ローンの借り換え

JAリフォームローンは、インターネットで24時間365日素早く申し込み可能です。

リフォームに関連があれば、幅広い目的で借りたお金を使えます。

  • 住宅の増改築や改装
  • 住宅の補修住宅に関する設備の新設
  • 住宅ローンの借り換え

原則として保証人や担保などもいらないため、1人でもお金を借りやすいです。

契約時には以下の書類の提出を求められます。

  • 本人確認書類
  • 年収を証明する書類
  • 資金の使い道を証明する書類

JA住宅ローンとの違いは返済期間で、1~15年以内に借りたお金を返済しなければいけません。

借り入れ期間がかなり短いため、住宅リフォームのためにお金を一時的に借りたい人に向いています。

借入できる年齢が18~75歳のため、66歳の年齢制限で住宅ローンが利用できない高齢者でも、借入目的によっては融資可能です。

ネットで手軽に申し込んでリフォーム関係のお金を借りたい人は、リフォームローンを活用しましょう。

JA(農協)でお金を借りると得られるメリットを3つ解説

JA(農協)でお金を借りると得られるメリットは、以下の3つです。

  • 銀行や消費者金融と比べて金利が非常に安い
  • 保証人を設定しなくて良いため頼める人がいなくてもお金を借りやすい
  • 若者や高齢者にやさしい対象年齢設定

金利が低い傾向で保証人も必要ないため、お金を借りやすいのがJAローンの魅力です。

年齢制限が幅広く、若者や高齢者でも借りやすいローンもたくさんあります。
金利が安いため長期的な返済計画を立てやすい

JAの金利は消費者金融や銀行と比較して低い傾向です。

特に長期的な借り入れローンは低金利で利用できるため、無理なく返済計画を立てられます。

アコムや楽天銀行のローンと、JAローンの中で最も金利の高いJAカードローンを比較した結果は、以下の通り。

ローンの種類 金利(年) 30万円借りて3年で返済したときの利息
JAカードローン 4.50~12.0% 58,700円程度
アコム 15.0~18.0% 90,500円程度
楽天銀行カードローン 1.90~14.5% 71,700円程度

JAのカードローンとアコムと比較した結果、3万円程度利息が少なくて済みます。

JAのカードローンを利用すれば、少ない負担で借り入れ可能です。

三菱UFJニコスのJAカードを契約していると、ネットローンで優待が受けられるケースもあります。

JAネットローン
JAカード優遇があるJAもあります。
出典:JAならではの特典・サービス│三菱UFJニコス

JAカードを保持している人の優遇内容は、利用するJAの店舗によって異なります。

JAカードを保有している人は、詳細を営業所に問い合わせましょう。

担保や保証人がいらず一人でお金を借りられる

JAローンは保証機関と連携を結んでいるため、担保や連帯保証人がいなくても融資を受けられるローンです。

以下の保証機関に保証を依頼しているため、担保の差し入れや連帯保証人の必要はありません。

  • ジャックス
  • 三菱UFJニコス

万が一返済が滞ったときは保証機関が代わりにJAに対して返済を行い、ローン契約者は保証機関に返済を続ける仕組みです。

誰かに頼らず自分の意思でお金を借りたい人は、JAのローンを利用しましょう。

住宅ローンなどの高額借り入れが必要なローン商品では、例外的に担保や保証人を必要とする場合もあります。

保証機関から承認が下りなかったときも担保や保証人を用意する必要があるため、用意できないときは申し込みを控えましょう。

10代や70代以上でもお金を借りられるローンがある

JAには対象年齢が10代や70代以上の商品もあります。

例えばマイカーローンは、18~75歳の人がお金を借りられる商品です。

JAカードローンの対象年齢も、20~69歳と広くなっています。

例えば以下の銀行カードローンは上限年齢が低く、年齢が高いと借り入れできません。

カードローン 上限の年齢
楽天銀行スーパーローン 62歳
みずほ銀行カードローン 65歳

年齢制限によって他のカードローンで借り入れができなかった人も、JAなら融資を受けられる可能性が高いです。

JA(農協)でお金を借りるデメリットは2つある

JA(農協)でお金を借りるデメリットは以下の2つです。

  • 即日融資が受けられない
  • エリアによって取り扱っているローンの種類が異なる

JAでは即日融資ができず、借り入れを急いでいる人には向いていません。

エリア別に取り扱いローンの種類が異なり、特定のエリアにしかない商品もあります。

住んでいる地域によっては選べるローンが限られ、利用したいローンを契約できない可能性も。

JAで融資を受けるなら利用予定のJAで取り扱われている商品を事前に確認した上で、時間に余裕を持って申し込みましょう。

即日融資を受けるのは不可能なため急ぎの借り入れには向かない

JAのローン商品は、すべて即日借り入れができません。

JAローンの借り入れまでの期間は、最短でも2週間前後です。

借り入れまでに仮審査と本審査のステップを踏むため、高額ローンでは1ヶ月程度の時間がかかる可能性もあります。

すぐにお金を借りたい人には、最短25分程度での融資にも対応できる消費者金融カードローンがおすすめです。

アコムやプロミスなどの消費者金融は、以下の条件を満たせば即日融資も受けられます。

  • Webで申し込む
  • 審査対応時間内に申し込む
  • 必要書類を漏れなく提出する
  • カードがなくても借りられる振り込みやスマホATM取引でお金を受け取る

借り入れまでに2週間~1ヶ月かかっても困らない人は、低金利のJAを活用しましょう。

エリアによっては取り扱いのないローンがあるため注意

JAのローンは、地域によって取り扱っている商品が異なる仕組みです。

中には地方限定で、全国では取り扱われていない商品もあります。

JA 取り扱いローン
JAバンク東京 ・住宅ローン
・マイカーローン
・教育ローン
・リフォームローン
・カードローン
・フリーローン
JAバンク高知 ・住宅ローン
・マイカーローン
・教育ローン
・リフォームローン
・カードローン
・フリーローン
・年金受給者向けローン
・多目的ローン

Aバンク東京よりも、JAバンク高知で取り扱われているローンの種類が多いため、自分が住んでいる地域のJAバンクを確認しなければなりません。

東京に住んでいる人がJAバンク高知にある「多目的ローン」を利用したくても申し込めず、別のローンで代用する必要があります。

地域によってはお得なローンを利用できる可能性もあるため、各営業所への問い合わせや公式サイトのチェックによって扱われているローンの種類を確認しましょう。

JA(農協)でお金を借りる流れを5ステップで解説

JA(農協)でお金を借りる流れは以下の5ステップです。

借りる際の手順と審査結果が出るまでの期間を、一覧にして掲載しました。

審査の段階 内容 必要な期間
仮審査 以下の項目を元に簡易審査を実施する
・住所
・勤務先
・年収
・借り入れ希望額
3日程度
本審査 本人確認や必要書類の確認も含めた本審査をする 1週間程度
在籍確認 期待されている勤務先に本当に借入希望者が勤めているか確認する 本審査と同時に実施
本契約 契約条件や借入金額が提示されるので納得したら契約をする 審査結果連絡に可能
ローンカードの受け取り お金を借りるためのローンカードを受け取る 本契約からカード発送までは3~5日

お金を借りるには、自宅近くにあるJAで仮審査の申し込みを行い、年収や希望金額などを記載します。

3日程度で仮審査の結果が届き、審査に合格すれば次は本審査です。

必要書類を提出した後は、信用機関の審査や職場への在籍確認を1週間程度かけてJAが実施。

本審査に通過すれば、説明を受けた3~5日後にローンカードが発行され、ATMでお金を借りられます。

住んでいるエリアで仮審査の申し込みをする

JAのローンは、自分が住んでいるエリアで仮審査の申し込みをしましょう。

商品によっては公式サイトから以下の項目を入力して、簡単に仮審査申し込みが可能です。

  • 自宅の住所
  • 勤務先
  • 年収
  • 借入の希望額

仮審査の結果は3日以内に電話で通知があり、審査に通過すると本審査に関する説明もあります。

来店して書類を記入する運びになるため、連絡の際に指示された書類を揃えてください。

JAに書類を提出し本審査を受ける

仮審査まではインターネットで完結できますが、本審査の申し込みはJAの窓口に来店しなければならない可能性が高いです。

一部の店舗では一切来店なしに手続きできるケースもあるため、申し込み前にかならず電話で問い合わせをしておきましょう。

自分が住んでいるエリアのJA窓口に来店したら、必要な書類を記入して提出します。

書類は窓口で係員が記入内容を指示してくれるため安心です。

書類が必須である、住宅ローンやマイカーローンの必要書類一覧は、以下表の通り。

ローンの種類 必要書類
住宅ローン ・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、永住表示の在留カード、特別在留者カードのいずれか)
・申込書(本人・連帯保証人用)
・健康保証書や見積書、資金計画書などの写し
・所得を証明する書類(源泉徴収票や納税)
マイカーローン ・本人確認書類
・用途証明ができる明細のような書類
・源泉徴収票や納税証明書、会社の決算書などの写し(100万円未満なら扶養)

必要な持ち物や書類は営業所によって異なる可能性もあるため、審査結果連絡の際に確認してください。

本審査に通過すれば在籍確認が行われる

本審査には1週間ほどかかり、審査期間中に信用情報の照会や必要書類と申し込みの際に入力した項目が一致しているかチェックされます。

信用情報とは過去の借り入れ状況の客観的な記録で、JAは申込者が返済を延滞していないか、借り過ぎていないかチェックします。

「信用情報」とは、ローンやクレジットの利用などの信用取引に関する、過去から現在までの客観的な取引事実を表す情報です。
出典:信用情報について│株式会社日本信用情報機構

延滞があれば、返済能力がないとみなされ審査に通過できません。

提出書類の不備や情報の一致していない箇所があると電話かメールで連絡があり、審査が遅れるため必ず正しい情報で申し込みましょう。

申込内容や必要書類の確認をした結果、審査通過の可能性があれば在籍確認も行われます。

職場に電話を入れて勤め先の確認を取る在籍確認では、JAバンクの職員であると素性を明かす可能性も。

借り入れがバレたくない人は「通帳を作成する」「クレジットカードを作る」と言い訳を用意しておくのがおすすめ。

JAバンクでは「JAカード」というクレジットカードの発行も行っているため、職場でも怪しまれず言い訳できます。

窓口に来店し正式な契約を行う

JAでお金を借りる際、本審査の結果は1週間程度で分かります。

審査に通過した人には、電話で借入の限度額や金利などが通知されます。

契約について必要な説明を受けたら、本契約をするための来店日程を決めてください。

申し込んだJAの窓口で契約を正式に行い、書類にサインをして窓口に提出すれば申し込みは完了です。

JAバンクの店頭に出向かなければならないため、平日の昼間に時間を取れるよう仕事や予定の調整をしておきましょう。

ローンカードが手元に届き契約が成立する

ローンの申し込みを正式に完了して、3~5日程度は借り入れができません。

借り入れするには、後日発行されるローンカードを簡易書留で受け取る必要があるからです。

ローンカードが届いたら、JAや提携銀行のATMから借り入れできます。

借り入れができるATMや金融機関の一例は以下表の通りです。

JAのATM 全国にあるJA専用のATMやCDで借りる
コンビニATM ・セブン銀行
・ローソンATM
・ファミリーマート(E-NET)
銀行 ・三菱UFJ銀行とJAマリンバンクは出金手数料無料
・個別提携銀行の一部やゆうちょ銀行でも取引可能
ネット銀行 JAのネットバンクを使えばスマホを使いローン取引できる

すべての契約が完了するまでには2週間ほどかかるため、時間に余裕を持って申し込んでください。

1万円以下の貸越・借り入れがある総合口座貸越取引やカードローンは、利用できない時間帯があります。

上記の場合、利用可能な時間帯は平日8時45分~18時、土曜の9時~14時までに限られるため時間内に融資の手続きをしましょう。

ATM手数料が210円を超える際も、借り入れは不可能です。

参考:改正利息制限法の施行に伴うCD・ATMご利用時のお知らせ

JAでの借り入れに関するよくある質問

JAでの借り入れに関するよくある質問に回答します。

  • JAでは専業主婦でもお金を借りられる?
  • インターネットで申し込み可能なローンはある?
  • JAのローン保証料はいくら支払うの?

フリーローンを使えば専業主婦でもお金を借りられますが、最大限度額は30万円と低めに設定されます。

JAは7種類のローンをインターネットで申し込みできるため、素早くローン手続きをしたい人はぜひ利用してください。

ローン保証料は信用力や審査結果で違いますが、年0.08~0.79%程度の範囲で設定されます。

JAでは専業主婦でもお金を借りられる?

JAのフリーローンなら専業主婦でもお金を借りられる可能性もありますが、借り入れの限度額は最大30万円と低めです。

フリーローンはほとんどのJAエリアで提供されているので、うまく活用すれば専業主婦がお金を借りるための手段として生かせます。

とはいえ、JAの審査基準は消費者金融と比較すると難易度が高めです。

もし専業主婦でお金をたくさん借りたいなら、安定収入のある配偶者に頼んで借り入れをしてもらいましょう。

インターネットで申し込み可能なローンはある?

JAのインターネット申し込みが可能なローンは以下の通りです。

  • マイカーローン
  • リフォームローン
  • フリーローン
  • 教育ローン
  • 多目的ローン
  • カードローン
  • 住宅ローン

ただし一部の店舗では、ネット申し込みに対応していないケースもあります。

ネット申し込みでは仮審査を行い、通過した時点で一度JA営業所へ行かなければなりませんが、JAの店舗によっては来店を一切せずに手続きができるものもあります。

JAの営業支部に行く時間がない人は、自身の在住エリアがネット完結申し込みに対応しているかチェックしてください。

JAのローン保証料はいくら支払うの?

JAのローン保証料は、信用力や審査結果によって異なります。

保証料の目安は以下の通りです。

ローンの種類 保証料の目安
JA住宅ローン 年0.08%~0.4%
JAマイカーローン 年0.50%~0.79%

保証料は、借入額に対して各金融機関が定める利率を掛け合わせて算出します。

返済期間に応じて保証料が変わるため、借入額と返済期間が保証料を決める重要な要素です。

保証料は一括払いまたは分割払いから選択できるため、自分の財布事情を確認して好きな方を選んでください。

余裕がある人は一括で支払うと、後々余裕を持って借り入れできます。

まとめて払う余裕がなければ、月々支払う方法を選択しましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加